日本版救急蘇生ガイドライン策定小委員会 
一般財団法人日本救急医療財団

概要

小委員会は、平成17年9月22日に日本救急医療財団 心肺蘇生法委員会の内部委員会として発足しました。心肺蘇生法委員会を構成する学会に対して協力を要請し、要請に応じた心肺蘇生に関連深い6学会から選出された委員13名によって構成されています。小委員会の目的は、2005年11月に国際蘇生連絡委員会(ILCOR)が発表した心肺蘇生に関わる科学的根拠と治療勧告コンセンサス(CoSTR)にそって、わが国の新しい心肺蘇生ガイドラインを策定することです。

アメリカ心臓協会(AHA)の心肺蘇生ガイドラインは、およそ5年毎に更新されています。前回の改定は2000年でした。当時、誕生して間もない心肺蘇生法委員会は、わが国の「救急蘇生法の指針」に7項目の改定を加えましたが、それは一次救命処置を部分的に改定したに過ぎませんでした。

今回のガイドライン改定にあっては、国際蘇生連絡委員会(ILCOR)は世界の各地域でCoSTRに基づいて地域の事情にマッチした独自のガイドラインを策定することを求めているので、わが国としてこれに応えるために小委員会が設置された次第です。小委員会は、CoSTRをベースにしてアメリカ心臓協会(AHA)の新ガイドライン、ヨーロッパ蘇生協会(ERC)の新ガイドラインを参考に、わが国の救急蘇生に関する医学的研究成果からエビデンスレベルの高いものを積極的に取り入れ、救急医療体制や急病に対する社会的な慣習などを考慮して、わが国の心肺蘇生にかかわる新しいガイドラインを策定しました。

また、新ガイドライン策定過程では多くの疑問点、わが国に不足しているエビデンス、教育や訓練の方法についての改良点などが明らかにされると思われますので、これら研究課題についても集積し、今後の改善への手がかりとして公開する予定です。

このように小委員会は、単に新しい新ガイドラインを策定するだけではなく、わが国の救急蘇生に関わる知識と技術の向上と広く一般社会への普及を促すことによって安心で安全な社会づくりに貢献したいと考えています。


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