ご 挨 拶

理事長挨拶

一般財団法人 日本救急医療財団
理事長 横 田 裕 行

 この度、行岡哲男前理事長の後任として一般財団法人日本救急医療財団の理事長に就任しました横田裕行と申します。理事長就任にあたりまして一言ご挨拶をさせていただきます。

 本財団のルーツは平成3年3月に発足した財団法人日本救急医療研究財団ですが、同財団は同年12月に救急救命士法に基づく試験、及び免許登録機関の指定を受け、財団法人日本救急医療研究・試験財団と改称しています。その後、平成10年4月に財団法人日本救急医療研修財団と統合した際に財団法人日本救急医療財団と再度改称し、救急医療全般に係る公益法人となりましたが、公益法人制度改革関連三法案に基づき「一般財団法人」へ移行し、平成24年4月に一般財団法人日本救急医療財団として現在に至っています。
 本財団の事業目的は、定款に記載されていますように社会に貢献する救急医療の研究に対する助成、調査や研究を行うことです。また、その成果を広く社会に還元すると共に、救急医療に関する教育啓発、救急救命士に係る試験事務や医師、看護師、救急救命士等の救急医療に従事する皆様方の資質の向上のための研修等を行うことで、皆様方の健康と福祉の向上に貢献することを目的としています。そのために、本財団は様々な事業を行ってまいりました。例えば、①救急医療に関する技術的実践的な研究を行う大学、学会、研究機関等への研究助成、②救急医療に関する調査研究、③救急医療に関する普及啓発、④救急医療従事者等に対する教育研修、⑤災害時等の救急医療に関する事業、⑥救急救命士国家試験の実施等に関する事務、⑦救急救命士賠償責任保険代行事業に関する事務、⑧その他、本財団の目的を達成するために必要な事業です。その他にも国際的政治イベントである先進国首脳会議(サミット)への救急医療体制確保、心肺蘇生法やAEDの普及啓発活動等々も行ってまいりました。
 私自身は現在広く使用されているAEDマップの作製に当初から関わり、常務理事、あるいは副理事長の際に元理事長の島崎修次先生(現在、顧問)、前理事長の行岡哲男先生を補佐しつつ本財団の運営に関わってまいりました。幸いこの度は副理事長に大阪大学救急医学教授の嶋津岳士先生、常務理事に帝京大学医学部救急医学教授の坂本哲也先生、順天堂大学浦安病院救命救急センター教授の田中裕先生にご就任頂きました。また、理事、監事、そして評議員の皆様方のご指導をいただきながら、本財団のさらなる社会貢献を絶たすべく努力してまいる所存であります。どうか、よろしくお願い申し上げます。